教育の理念
2歳児から5歳児までの一貫教育を目指して…
本園は保育所機能を併せ持つ幼稚園型・認定こども園都南幼稚園です。
1.遊びの中で
子どもたちは多様な人やもの、こととかかわって遊びを生み出し、楽しさや面白さを見出しながら満足感、充実感を味わうとともに、そこでは他者の存在を意識し、友だちとつながる喜び、関係を深めたりすることや子どもがイメージをもって継続し遊びこめることを大事に考えております。
そのためには子どもたちの発達にふさわしい心が揺り動かされる環境が大切です。子どもがやってみたいというワクワク感を持てるような、時には背伸びしても頑張ってみたくなるような環境を通して豊かな体験ができるようにしていきます。
2.もう一つの環境(友だち・保育者)
子どもと保育者は相互の関係にあります。保育者の温かい眼差しが自分に向けられることで、子どもは安心して自分のやりたいことにじっくりと取り組めるようになります。
子どもたちがともに学び、育ちあう仲間や集団ができていくためには、そこで活き活きと遊んでいる友だちの存在、子どもの遊びの中に面白さを見出し共感的なかかわりをする保育者の存在、そこに集う人たちの楽しい雰囲気が醸し出される人の存在が大切です。
本園ではぬくもりのある大きな家庭をイメージし、保育者も時には幼稚園の父、母、兄、姉、友だちのような存在として、子どもたちと共に笑い、嘆き、喜び、共に育ちあえる生活を紡いでまりりたいと思います。
3.全身運動で「自分の世界」を広げる2歳児の養護と教育
旺盛な好奇心から全身運動による探索行動が盛んな2歳児。周りの環境に積極的にかかわり、自分の欲求を満たすべく行動が十分満足できる生活を営んでいきたいと思います。
ぬくもりのある家庭的な雰囲気の中で、母親に代わる愛情を感じとり、安心して過ごす中で、生活の自立に向けて丁寧にお世話しながら、一人ひとりの発達に合わせて身の回りのことを一人でもやろうとする気持ちが育つようにしていきます。
教育目標・保育方針
教育目標
丈夫で明るく元気な子ども
豊かな心をもつ子ども
自らすすんでがんばる子ども
保育方針
1.子どもが「自分の世界」をひろげていける環境づくりを工夫します。
子どもの生活の中心は遊びです。保育者との温かい触れ合いの中で、気持ちが安定し、自分が興味をもったこと、やりたいと思うことに安心して取り組んでいけるような雰囲気や環境を大切にします。
子どもたちの気持ちが揺り動かされ、主体的な遊びの取り組みから様々なことへの興味関心と追求、友だちとの関係づくり、相手の思いにも気づきそれを受け入れながら遊びを共有し継続していく面白さ、うまくいかなくてもあきらめずにがんばってみようとする気持ち、様々な葛藤を乗り越えて自分の気持ちを調整していく力など、集団だから育ち合うことができることだと思います。
多様な人・もの・こととの出会い、様々な体験を積み重ねながら自信をもって自己の可能性、自分の世界を広げていけるようにします。
2.生活を通して「生きる力」が育つようにしていきます。
遊びと同様に、子どもにとって生活も大切です。自分のことは自分でするという習慣は簡単には身につきません。「身の回りのことが自分でできる喜びと大切さを味わう」ことを前提として、家庭や幼稚園で根気よく繰り返し教えることや、手本をみせながら丁寧に教えていくことで、一人でやろうという気持ちを育てていくことにつながります。
一つ一つが「一人でできた」「うまくできた」といううれしさや満足感につながることは次への意欲「なんでも自分でやってみよう」という気持ちが高まることです。それが自立の一歩となり、何事にも自分の意思で考え行動していける力、生きる力の根っこになることを願って保育をしております。
3.とことこ園では、家庭的なぬくもりの中で大人による受容と信頼関係から自己肯定感がもてるようにしていきます。
発達による個人差に配慮しながら、自分をお世話してくれる大人との親密なかかわりを築いていく一方で、様々な物への関心を示すようになります。それはコミュニケーション力や言葉の発達に重要なことです。自我の芽生える2歳児は周囲にある物への関心が強く自由奔放に自分の意思で動きまわります。そんな発達の特徴をふまえ、子どもの欲求が十分に満たされるかかわり、受容が子どもの安心と心の安定につながります。安全な環境と衛生に配慮しながら、健やかな2歳児の発達を願い、愛情をもってお世話させていただきます。